インフルエンザワクチン予防接種についての解説
- その他のご案内
当院では10月1日よりインフルエンザワクチン予防接種を開始させていただく予定としております。
詳細は当院ホームページの「お知らせ」をご覧いただければと思いますが、予防接種は自費診療であり、当院では13歳以上の方は2,500円であり、13歳未満の方は初回は2,000円、2回目であれば1,500円とさせていただきます。
普通の風邪とインフルエンザとの違いですが、インフルエンザの方は38℃以上の高い発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が突然出現することが特徴的です。
また、小児では稀に急性脳症を併発したり、高齢者や免疫力の低下した方では肺炎を併発したりして重症化することがあり、注意が必要です。
よくインフルエンザワクチンの予防接種をいつ頃受けるのが良いかを聞かれますが、日本では例年12月?3月頃に流行し、特に1月?2月に流行のピークを迎えると言われております。
一旦流行が始まると、短期間の内に多くの人に感染が拡がります。
ワクチン接種による効果が出現するまでには2週間程度を要することから、毎年12月中旬までにはワクチン接種を終えることが望ましいと考えられます。
13歳未満の方は2回接種が推奨されておりますので、お忘れのないようにして下さい。
インフルエンザワクチンは、インフルエンザウイルスの活性を失わせて、免疫を作るのに必要な成分を取り出して病原性を無くして作っております。(不活化ワクチンに分類されます。)
このため、ウイルスとしての働きはありませんので、ワクチンを接種したことでインフルエンザを発症することはありません。
インフルエンザワクチンを接種するかどうかを迷われている方がいると耳にすることがありますが、ワクチンを接種しておくと、ウイルスに感染した後に発病する可能性を低く抑えることが出来ますし(全くかからない訳ではありません)、万一、インフルエンザを発症したした時に重症化を防止するのに有効であると言われております。
特に糖尿病などの免疫力が低下するような病気をお持ちの方であれば、ぜひ予防接種を受けられる事をお勧めしたいと思います。
また、各自治体で助成を受けられる場合がありますので、市役所などへお尋ねいただくか、当院までご連絡をいただければと思います。
インフルエンザワクチン予防接種をご希望の際には、予め当院へ予約を入れておいていただきますとスムーズに実施させていただきます。
受診時に問診票を記入いただき、明らかな発熱を呈していたり、重篤な急性疾患にかかっていたり、予防接種を行うことが不適当な状態にあると判断された場合には実施できないこともあります事をお知りおき下さい。
注意点といたしましては、当院は内科クリニックである都合上、例え13歳未満の方であっても、小学校への未就学児童の方に関しては対応できないこともあります事と、誠に勝手ながら、火曜日に関しては担当医の都合上、対象年齢を15歳以上の方に限定させていただきます。
ご不明な点は何なりと当院までお尋ね下さい。
よろしくお願い申し上げます。