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世界糖尿病デーについて

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毎日多数の患者様にご来院いただき、誠にありがとうございます。

今年も11月14日の「世界糖尿病デー」の日がやって参りました。
テレビのニュースでもたくさん取り上げられていたと思います。

これは、1991年に国際糖尿病連合と世界保健機関(WHO)により制定されたもので、国連によって正式に認定されています。

世界に拡がる糖尿病の脅威に対し、皆で一致団結して立ち向かおうとの趣旨で始まったものです。

なぜ11月14日かと言いますと、インスリンを発見されたカナダのバンティング博士の誕生日なのです。

2016年に実施された糖尿病実態調査によると、日本には約1,000万人の「糖尿病が強く疑われる人」が存在します。さらに、「糖尿病の可能性を否定できない人」も約1,000万人おり、合計で総人口の15%を超える約2,000万人の糖尿病患者および予備群がいると推定されています。

糖尿病の重症化予防のためには早期発見・早期治療が重要ですが、医療機関や健診で糖尿病といわれたことのある人の中で、「治療を受けていない」人の割合は、特に男性の40から49歳の働き盛り世代で最も高く、約5割が未受診または治療中断という状況です。

糖尿病には痛みなどの自覚症状が少ないことから、疑いがありながらそのまま治療を受けないケースが多くあることが、その要因と考えられておりますが、糖尿病の合併症を発症させないためにも、やはりきちんと血糖管理は行っていただく必要があると思います。

当院では、専門の管理栄養士と理学療法士を配置しておりますので、正しい食事療法と運動療法の実践法をお話させていただく事ができます。

また、閉塞性動脈硬化症から下肢切断を来しますと、生活の質が一気に低下いたしますので、フットケアの方法をお伝えさせていただきます。

お一人でも合併症の発症を無くすことが出来ますように、当院も精一杯お手伝いさせていただきたいと思います。

今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。